英語を学習するからには、ネイティブに近いきれいな(カッコイイ)発音で話せるようになりたいですよね。
もちろん社会人のあなたに対し、ビジネス相手はきれいな発音というよりは、契約交渉や技術説明~日本の文化・風習まで、内容のある話を求めてきます。
国連などではノンネイティブの人々が、お国訛りの英語で堂々と世界を相手に演説や会議をしています。
日本人の日本語訛りのビジネストーク(弾丸サムライ・イングリッシュ!)は、実にカッコいいと海外でも尊敬されている話をよく聞きます。
ですから発音はそこまで気にしなくてもよさそう…かも。
きれいな発音
ただそうはいっても、英語に限らず、中国語でもフランス語、イタリア語その他でもせっかく外国語を身につけるなら、きれいでカッコいい発音を身につけたいのというのは本音であり夢ですよね。
であれば、今では無料アプリや動画で発音練習ができますね。
でも、それでもうまくいかない場合は、ぜひ次の2つのポイント(つまりコツです)をお試しされてはいかがでしょうか。
ご参考までに、私は上記を現地(ニューヨーク)駐在の時に矯正され、また日本では「英語矯正のスコットペリー先生」(https://www.scottperryacademy.com)の教材から学んで役立ったことも含みます。
外国語の発音は自転車と同じで、「一度身につければ一生もん」と言われます。
それならさっさと短時間でマスターして、余った時間をほかのスキルアップのためにどんどんまわしていきましょうね。
それでは1つめをご参考下さい。
1.英語発音: 唇の開き方、鼻声、息継ぎ、低音発声
発音専門英語コーチング【ハツオン】v1-1.英語発音: 上下の歯が相手に見えるよう唇を大きく開こう
上記のスコットペリー先生によると、話をするとき人は唇の形が3つのタイプに分かれるそうです。あなたは話をする時、どのタイプでしょうか?
あなたは何番タイプ? もし1か2のタイプならOK。私は3のタイプで問題ありでした。
3タイプの人は英語を話すとき、上歯が見えるように意識して唇全体を開く必要があります。または上唇を少し突き出して上歯とはぐきの隙間に空気を入れる方法でもクリアな音声になりますよ。
3タイプに近い私は、矯正前の録音の声は、自分が思うよりかなり音声が口にこもっていました。マイクから聞こえる矯正まえの自分の声は相当聞きづらかったです。
しかし平井堅さんが歌う時のように、意識的に上唇を思いっきり上げて録音すると、音声がまったくクリアになっていました。私のような3タイプの人はご注意ください。
次は、鼻音(Nasal Sound)によるコツです。
1-2.英語発音: 鼻音「なにぬねの」で話そう
一度英文を数行くらい読んで録音してみてください。そして、もし外人の音声があれば比べてみてください。
あなたの英語の音声に息の音がマイクに入っていませんか。それは日本語の発声で英文を読んだからのようです。
Pとか Bなどの爆発音は別として、なるべく英文を「なにぬねの」の発声(口から息が出ない、鼻にかかった声)で読んで録音してみてください。
以前より息の音が加わらず英語らしい発音になっていると思います。
本記事ではリエゾン(単語の語尾が次の単語の初めとつながって発音される)の説明は割愛しますが、出来るだけリエゾンの発音で録音してみてくださいね。
1-3.英語発音: 息継ぎ
上記「なにぬねの」鼻声でしゃべると、日本語で話すより息が長く続くようになります。
これに加え、米国人は英語を話す前にいったん大きく息を吸って体に空気をためる習慣があり、更に息が長くつづくようです。
ためしに10行くらい(←何文字か忘れすみません)の英文を、「なにぬねの」式の鼻声で、発声前に大きく息を吸ってからバーッと読んでみてください。
(注:本記事ではリエゾンなどの説明は割愛しますが、リエゾンで発音してみてくださいね)
息が最後に出なくなるまで我慢して読み続け、それからまた大きく息を吸って続けます。
極端ながらこれが英米人の発声方法だそうです。あなたが音読練習したり会話練習したりするときは、なるべくこの要領に慣れると米国人の発音+発声に近づけますよ。
1-4.英語発音: 低音で発声 (個人の好みですが)
よくテレビ番組で、数人の帰国子女タレントに英語で会話をしてもらうシーンがあります。
今まで日本語でキャピキャピ可愛らしいかん高い声で会話していたのが、英語になると急に大人っぽい英米レディーの声に変わるのをご覧になったことはありますか?
英語ではトーンが下がります。いつもの日本語トーンより少し低めで発声すると英語っぽく大人っぽく聞こえます。
それではいよいよ”w”と”r”の制覇にむかいましょう!
2.英語発音: WとRの発音制覇
英語には “f” ”v” ”th” 他いくつかの注意する発音がありますが、特に重要なのが”w”と”r”だと思います(個人的に一番矯正されました)。
2-1.英語発音: Wは意外と重要
特に”w”がつく名詞や動詞が通じづらいことがありました。たとえば“wood”の“w”。口を丸く突き出し発音するとき、息を吐いて発音するとき、丸くなった唇の少し内側を振動させる感じです。
“work”の“w”も「ゥワーク」と発音しますが、最初一瞬「ゥ」は、丸い突き出した唇の内側を振動させてから「ワーク」と唇を少し広めて発声します。(実際にはワとクの間にR音あり)
2-2.英語発音 Rは舌を巻きすぎない
“r”は口をすぼめて舌を少し引いて軽く巻き発音します。舌を強く巻きません。たとえば”right”の”r”は「ラ」の直前に「ゥ」を入れて「ゥライト」になる感じ。微妙にこの「ゥ」から始められるかどうかで英語らしさが変わってきますよ。
ご参考:“w”や”r”を含む発音練習の一つにPhonics(フォニックス)がありますが、とてもすばらしい「ちぐさ先生」の動画がありますので、お時間あれば是非ご参考下さい。
2-3.英語発音: 舌の形 (あなたの英語音が一変!)
発声するとき、日本人と米国人の舌の形がもともと違うそうです。日本人はフラット、米国人は舌の奥の両端が上歯奥の両側につく感じです。
私がNYで矯正されたときは、舌の真ん中へんを人差し指の先で舌をちょっとへこませるイメージでした。やりやすい方法でトライしてみてください。
冗談半分ですが、ためしにこの舌の形で、米国人が話す感じで日本語をしゃべってみてください。たとえば「あなた~は、なにをたべた~いですか~」などなんでもいいです。
米国人がカタコトの日本語を話すとき何故あの音声になるのか、なんとなく実感できたでしょうか。
ぜひその感覚を英語の発音に活かしてみましょう。あなたの英語の音声が一変すると思います。
それではまとめをどうぞ!
3.英語発音: まとめ
無料カウンセリング実施中!【ハツオン】それでは今回のまとめです。
今回はアメリカ語の発音でした。イギリス語の発音が必要な方は別途学習が必要になるでしょうね。
いずれにしても本場のきれいな発音は魅力的でぜひマスターしたいですね。
ただし、発音が悪いから恥ずかしく話せないとか、発音が通じず悩むということはぜひやめましょう。
あの「出川イングリッシュ」(わざと妙なカタカタを羅列?)は別としても、たいていはカタカナ英語でも、ジャパニーズ・イングリッシュとかサムライ・イングリッシュとか言われて世界で通じています。
きれいな発音をめざしつつも、発音になやみ過ぎず、楽しんで学習していきたいですね。
以上、最後まで記事を読んでいただき有難うございました。
それでは、また!
別記事のご紹介:
◎発音で注意する点をすぐに忘れてしまう方は、「一瞬で自分の発音課題を思い出す方法」をご覧ください。
◎いい発音で英語カラオケをしたい方は、「英語カラオケをうまく歌って盛り上げる2つのアイデア」をご覧ください。
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