🍰 この記事は 【来客対応フレーズⅡ】の続きです。
海外からのお客様が貴社(仮:中堅メーカー)に到着されたので、さっそく応接室に。
貴社の関係部門のメンバーがつぎつぎに応接室に集まってきましたよ。
さぁ業務として初めての通訳に挑戦!?
だいたいそろったメンバーが、それぞれ名刺交換をするために外国のお客様のもとへ近づいていますよ。
あなたはお客様のそばにささっーと近づいて通訳をお手伝いする場面からスタートです。
来客対応フレーズⅢ 会社紹介・工場見学・見送り編
1.名刺交換
名刺をわたすとき自分の名前と部門名は言いますが、あまり役職まで言いません。それは名刺に書いてあるからかもしれません。
でも、できればあなたは通訳する時に「●●部門担当の~です」「○○部部長の~です」など、あなたがわかる範囲で英語でササっと補足をしてあげるといいですね。
そうすることで、お客さん側は日本側のメンバー構成がわかって助かります。
- 彼(彼女/当社メンバー)をご紹介します(させて下さい)。
Let me introduce him(her/them) to you.
- 「え~、どうもお世話になります。海外事業部の斎藤です。よろしくお願いします。」(←会社員がしゃべる時はこんな感じですね。あなたはついでに役職も足して通訳できればBestですね)
(Hello.) My name’s Ichiro Tanaka from the Overseas Division. Nice to meet you.
He’s Mr. (Ichiro) Tanaka, General Manager of the Overseas Division. Nice to meet you.
※参考:「お世話になります」などは ”Hello” や ”Welcome to our office.”、”Nice to meet you.” 的なもので、翻訳しなくてもOKです。
※超余談:コロナ禍がおさまり握手するようになれば、しっかり握りましょう。なお、お客様も初来日なら緊張しています。ちょこっとだけにこっと微笑むと相手も和みます。「第一印象」が大事ですね。
2.挨拶・雑談の通訳
もし社長やえらい上司(?)らが参加する場合、最初はだいたい世間話(雑談)から始まりますね。
本日は遠路わざわざご来訪いただき有難うございます。
Thank you for taking the trouble to visit our company today.
Thank you very much for coming all the way to see us today.
フライトは順調でしたか。
Did your flight go well?
Was your flight smooth?
How was your flight?
時差ぼけは大丈夫(回復しました)ですか。
Have you recovered from your jetlag?
日本は初めてですか。
Is this your first time in Japan?
今回はいつまで日本に滞在されるのですか。
How long will you stay in Japan this time?
How long (Until when) are you staying in Japan this time?
今回の主な来日の目的(他社がメインそうな場合)は何ですか?
What is the main purpose of your visit to Japan this time?
※あまりずけずけ聞くのも失礼かなと思う時は、「もし差支えなければ(お聞きしたいのですが)」と上記の文章の前に述べると柔らかい感じになりますね。
If you don’t mind me asking, …?
If you don’t mind telling us, …?
念のため、本日のご日程をお聞きしてもいいですか?(←「あなたの次のご予定に合わせて有効に時間配分したい為です」など理由を話せば、すぐに理解してくれます)
May I ask what your schedule is today, just for our reference?
(I ask this because I want to allocate time(effectively) according to your following schedule.)
※実は面談や工場見学など時間配分、昼・夜の会食(含弁当)・接待など、各種アレンジを全部担当するあなたにとって(特に中小企業では…トホホ)、上記の確認がけっこう大切。
なれない業務通訳もめちゃ大変ですが、この点 (もう雑用係っ!) もどうぞぬかりなく!
3.お互いの会社概況や取引製品・サービスについて
初めての来訪客の場合、先方から渡航目的や彼らの会社概要などを先にきく場合が多いです。その後に貴社の概要や製品・サービスなどを紹介。
わが社は昭和40年に設立しました。
Our company was established in 1965.
昭和/平成→西暦に換算 【昭和+25】【平成₋12】で覚えると便利ですよ
昭和+25⇒西暦(1900を足す) 例:(昭和)31+25=56 ⇒1900+56=1956年
平成−12⇒西暦(2000を基準に±) 例:(平成)4−12=-8 ⇒2000-8=1992年
設立当初は○○の製造販売から始まり、現在では●●が主力製品となっています。
It was first established to manufacture and sell ○○, and today its main products are ●●.
弊社の資本金は10億円です。(できれば直近為替レートで米ドル換算すると先方は助かります)
Our capital is 1 billion yen, about ○○ million US dollars.
年間売上高は400億円です。(上記同様、米ドル換算も親切です)
Our annual sales are 40 billion yen or approximately ○○○ million U.S. dollars.
(※従業員数や各部門のこまかい紹介はここでは割愛)
本社は大阪にあり、日本国内に3工場、海外に2工場あります。
Our headquarters is in Osaka, with three factories in Japan and two overseas.
アメリカ、中国、ドイツに拠点を持っています。
We have offices in the U.S., China, and Germany.
※その他は業界に応じて、cGMPやKosherなどの査察、ISO取得、特許取得件数などを紹介します。
※来客関連の製品・サービスなどは事前に専門用語を調べて把握しておくといいですね。
※将来取引の可能性が出てくれば、今後は具体的な見積り・商談交渉に発展していきます。
上記紹介が終わると、次は工場見学などにお連れしましょう。
4.工場案内
では工場をご案内致します。
We’re going to give you a tour of our factory.
Let us give you a tour of our factory.
Let us (We’ll) show you around our factory.
安全のためヘルメットをどうぞ。
Please wear (put on) a helmet for your safety.
見学中はカメラ・ビデオの撮影はご遠慮ください。
You are requested not to take cameras and videos during the tour.
We kindly ask you to refrain from taking cameras and videos during the tour.
足元にご注意ください。
Please watch your step.
5.見送り
今後も密接に連絡を取り合いましょう。
Let’s keep in close touch(contact) with each other.
Let’s keep in touch.
ご返事をお待ちしています。(何か要求を提示したときなど)
We are looking forward to hearing from you soon.
本日はお越しいただき改めて感謝致します。
Thank you again for visiting us today.
本日はお会いできてとてもよかったです。(初対面の人と会話した後に立ち去るとき)
It was nice meeting (with) you today.
It was very nice to have met you today.
本日はお話しできてとてもよかったです。
It was nice talking to(with) you today.
<参考> 「meet」でも「talk」でも「with」がつくと、初対面ながら相手とビジネス上でいろいろじっくり話した感じになり、すこしフォーマルになります。
ニュアンスとしては…
It was nice meeting with you. (いろいろお話し合いができてよかったです)
It was nice talking with you. (いろいろお話し合いができてよかったです)
社長様(経営陣の皆さま)によろしくお伝えください。
Please give my best regards(wishes) to your president (top management).
(担当のあなたは玄関口までお客様と一緒に行ってお見送りする場合)
お出口までご一緒させていただきますので、どうぞこちらへ。
I’ll be with you to the entrance. Please come this way (follow me).
I’ll see you out.
(玄関で) それではここで失礼いたします。
I’ll see you off here.
本日は以上です。最後まで読んでいただき有難うございました。
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それでは、また!
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