初めてアメリカに渡航するとき、いろいろマナーとか心配になりませんか。
マナーというと、チップから始まりパーティ、スピーチ、会食でのテーブルマナーやワインのホストテイスティングなど頭が痛くなりますが、ここでは普段の生活面でのマナーをご紹介します。
普段の生活で大切なマナー
もしアメリカ(または欧州)に出張や駐在する予定のある方は、次の3つを事前に知っておくと(私が経験したような)恥をかかずにすむと思います。
もしご興味あれば、ぜひ読み進めていってくださいね。
それでは、まず1つ目です。
1.くしゃみしたら、周りから急に何か言われたぞ⁈
ある朝バス停で、つい我慢できずくしゃみをしたら、列に並んでいる数人から「ブラッショ!」とか「ガッブレッシャ!」と声がかかりました。
とっさに「わたしを気づかって何か言ってくれたのかなァ、それとも『カゼの菌をばらまくなョー』なんてイヤミでも言われたのかなァ」と思いました。
しかし意味がわからず、そのときはちょっと会釈だけしてやり過ごしました。
あとからオフィスでGMから、これは”(God) Bless you!”(神のご加護を)という意味で、必ず ”Thanks” “Thank you”などと言い返すのがマナーと教えられました。
事前に知っていたら、すぐに対処できたのに。きっと「あの日本人はマナーがない奴だな」と周りの人に思われたかも。(声をかけてくださった方、失礼しました)
確かにこちらは外国人。現地で日常生活のちょっとしたマナーにあまり神経質になる必要はないでしょう。ただ出来る範囲で現地の習慣やマナーを意識し、少しずつなるべく早く慣れると溶け込みやすくなりますよ。
それでは2つ目の生活マナーです。
2.次に続く人のために、さりげなくドアを開けて待ってあげましょう!
アメリカのオフィスビルでは回転ドア、レストランやコンビニなどでは意外と手動ドアが多いです。
店の中から出るとき、アメリカ人(または現地に住む外国人)は次につづく人のためにドアを持って開けてくれています。
それも皆、さりげなく。次の人がお年寄りなどの場合、長いと5秒くらいならそのまま開けて待っていてくれます。
日本人から見ると、えらい親切だなぁと思いますが、彼らにとっては普通にごく当たり前のことです。
待っていてもらった人は”Thanks!”と軽くフレンドリーに挨拶する程度。こちらも当たり前の感じ。
日本では自動ドアが多いせいか、手動ドアでも自分の後に人が続くかどうかあまり意識する必要がありません。それはほとんどの手動ドアは自動で閉まるから。
私が米国から一時帰国したとき、ドアを開けておくこの対応が当たり前の習慣になっていました。で、ある日同僚たちと飲みに行ったとき、つい手動ドアの店で彼らに同じ行動を無意識にとってしまいました。
すると、女性陣から「わーっ、やさしい!」など妙にワイワイ言われ、つい「人生で初めてモテた」と勘違いしそうになりました。
でもけっしてカッコつけたりしていないのです! これ、アメリカではごく当たり前のマナー。
逆にたとえ自動で閉まる手動ドアで、次の人を意識せずさっさと出て行ってしまったら、ちょっと低マナーで横柄なアジア人…と誤解される可能性があります。ぜひご注意を。
ただ、このような人にやさしいマナーは、たとえ日本でもいつもできるようにしたいと思います。さりげなく。
それでは、最後の3つ目は次の通りです。
3.人が少ないときほど “Hi”や ”Good morning!”など声かけしよう!
はじめてのアメリカで、高層オフィスビルに到着し、日本企業の事務所を訪ねたとき、途中の長い廊下で一人の米国男性とすれ違いました。
その時 ”Hi”と軽く声をかけられました。
また、同ビルのトイレに行ったとき、一人別の男性がいて、またまた “Hi”と軽く声をかけてきました。
日本では見ず知らずの人に、めったに声かけなどしないですよね。
あとでその事務所の上司にそのことを話し「みなさん礼儀正しいですね」というと、意外なこたえが返ってきました。
「たしかにマナーの面もあるけど、特にニューヨークは危険なところなので、お互いに『私は安全な人ですよー』と表現するための声かけの意味もあるよ」とのことでした。
たしかにエレベータやバス停・待合室など、人数が少ない時はとくに”Hi”などみな自然と声かけをしているようです。
日本では「私は安全ですよ~」の確認など不要で有難いことです。でもアメリカに行ったらいつも軽く声かけをするといいですよ。ただ下記は注意です!
ただし、あなたが女性でかつ一人の時に、ミョーな現地男性に声かけして、変に誤解され緊急非常事態(?)にならないように、なにとぞご注意くださいませ
4.まとめ
それでは本日のまとめは次の通りです。
今回はアメリカでの経験からご提案しましたが、その他の国々ではどうかはわかりません。
いずれにせよ、いいマナーであれば世界中どこでも通用すると思いますので、積極的にマネしたいと思っています。
以上、最後まで記事を読んでいただき有難うございました。
それでは、また!
コメント